おはようございます、梅木ワカコです。前回の住宅ローン 我が家の場合①の続きです。今回は10年固定で住宅ローンを借り、10年経過後にどうなったかを書いていきます。
住宅ローン10年固定、10年経過後の金利はどうなる?
さて、10年固定というのはもちろん10年経過後に金利の見直しが入ります。そろそろ10年という頃に住宅ローンを組んだA銀行から一通のハガキが届きました。この時にハガキに記載されていた金利は変動金利の場合は3.025%、10年固定の場合は3.5%です。これは店頭金利であって、もちろんこの通りの金利になるわけではありません。ですが、今までより支払額が大きく上がるのは避けたいと思い、家を建てた工務店の営業の方に相談しました。そして営業の方にアドバイスをもらい、なるべく金利を下げてもらうべく、まず最初に他の銀行で借り換えた場合を調べてその資料を持ってA銀行へ交渉に行くことにしました。
10年経過後に借り換えをした
結果から言うと、ローン借り入れから10年後に別の地方銀行(こちらをB銀行とします)で借り換えをしました。今から2年ほど前のことです。
今までと同じ10年固定で比較していたのですが、今から2年前はまだ金利がかなり低かったこともあり、B銀行で借り換えを行う手数料を考慮しても、『借り換えをして損はない、むしろ今までより条件が良かった』ので、思い切って借り換えをしました。
そして、金利とは別で借り換えをしたかった大きな理由があるんです。家を建ててから約6年後に家の周りの外構の工事を行い、A銀行で更に150万円のローンを組んでいました。返済期間は10年、金利は1.7%で支払いは月々14,000円程度だったのですが、これが意外と大変だったんです。そこで、10年固定期間が終わったタイミングで住宅ローンと外構ローンの残高を合算したいと考えていたのですが、それが最初に借り入れたA銀行ではどうしても出来ないとのことでした。それが別の銀行で借り換えをすれば合算することが出来たのです。
*比較のために、借り換え前と借り換え後の条件を両方書いておきます。
【借り換え前】A銀行 10年固定の借り入れ条件はこちら
- 借り入れ額 2,000万円
- 金利 1.44%(保証料0.3%込み)
- 団体信用生命保険の支払いは無し
- 返済年数 35年
- 月々返済額 60,650円
【借り換え後】B銀行 10年固定の借り入れ条件はこちら
- 借り入れ額 1,710万円(外構のローン残額、手数料を合算)
- 金利 0.85%(団体信用保険0.1%込み)
- 保証料一括払い(費用は借り入れ額に合算)
- 返済年数 27年
- 月々返済額 59,084円
借り換え後の金額は、最初のA銀行で10年間ローンを支払い終わった時の残金(1,520万円ほど)、外構でローンを組んでいた分の残金(97万円ほど)、そして借り換えで発生した手数料をあわせた金額です。
住宅ローンとしての借り入れ額は手数料分が増えてしまいましたが、月々の返済額を今までのA銀行での10年固定での返済額よりも下げることが出来ました。B銀行では団信の料金が0.1%上乗せとなりましたが、それでも1.44%が0.85%になったのは大きいです。
保証料について
A銀行では保証料を金利0.3%上乗せで支払っていましたが、今回は最初に一括払いに変更しました。B銀行での借り入れ金額にはその保証料の分も借り入れ額に含まれています。保証料は金利に上乗せするか、最初に一括で払ったほうがいいか、どちらがお得になるか最初にしっかり比較検討が必要です。A銀行での0.3%はかなり高い方とB銀行の担当者の方に言われました。確かにこの0.3%、ローンが終わるまでずっと金利に上乗せされるんですから厄介ですよね。これも借り換えを決めた理由のひとつでもあります。
返済年数について
返済年数については、当初35年でローンを組んで残りは25年なのですが、ここで2年伸ばして27年にしました。これは、子供が大きくなってお金がかかる時に月々のローン金額をなるべく抑えておきたいと思ったからです。おかげで月々の返済額はより低く抑えられました。ただこのままでは夫が70歳になっても返済が終わらないので、子供が成人した段階で年数を短くしたいと思っています。ローンを借りる時の年数ですが、皆さん30年や35年などキリのいい年数にしがちですが、32年や37年の様に自由に選べるとのことでした。ただ、一度決めた年数を長く伸ばすことは出来ないそうなので、よく考えて短くしすぎない方が良さそうです。逆に年数を短くすることは出来るらしいので、我が家は残り25年を27年に伸ばしました。
最初のA銀行での金利交渉
最初に借りていたA銀行でも、金利の交渉の末、かなり良い金利を提案していただけました。最終的に最初の10年よりも金利が下がってもいいというところまで頑張っていただけました。ですが先ほども述べたとおり、外構のローンを合算したかったことが借り換えをした大きな理由です。他にも保証料0.3%を一括前払いに変えたかった、8大疾病付きの団信に変えたかった(最初のA銀行の団信は8大疾病付きではありませんでした)、など、総合的に判断して借り換えを決めました。
借り換えの目安
これは別の銀行で聞いた話ですが、どのくらい金利の差があれば借り換えを検討しても良いか、それは1.0%だそうです。
我が家の場合は1.0%までの差は無かったのですが借り換えを選びました。この選択が正しかったのかどうかはわかりませんが、現時点では外構のローンの支払い分を住宅ローンに組み込んで月々約14,000円程度の負担が減ったことにより、家計が随分楽になりました。
今後のこと
当然ながら、借り換えをして今回も10年固定を選んだ訳ですから、10年後にまた金利の見直しがあります。ですが、そこは交渉でそれほど高くない金利にするのは可能、とのことでした。もちろん口約束の範囲ですから10年後に本当に金利を優遇してもらえるかどうかはわかりませんが、10年後の残高は約1,120万円ほどで、金利が多少上がってもそれほど月々の支払いは大きくならないのではないか、と考えました。ここで気をつけたいのが、ネット銀行で10年固定などの期間が決まっている固定金利を選んだ場合は、窓口で交渉が出来ず、自動的に指定された金利に上がってしまうということです。ネット銀行の金利はとても低いので魅力的ですが、利用する時は慎重に検討した方が良さそうです。
後記
住宅ローンの金利、ここ1年だけ見ても金利が上昇しているみたいなので、我が家としては2年前に借り換えをして今のところは悪くなかったと考えています。ですが、今の10年固定が終わった頃にどれくらい金利が上がっているか、金利の上昇により支払いに困ったりしないだろうかと不安は尽きません。更にその頃は子供に一番お金がかかる時期なので、今以上に大変な時期かもしれません。夫も50代になっているので借り換えは年齢的に難しそうです(おそらく借り換えるメリットも無いと思います)理想は子供がもう少し大きくなったら、私が今より収入を大きく伸ばして、夫が定年する頃に返済を終える、なのですが上手くいくかどうか(笑)
ちなみに、もともと私はそれほどマイホームに思い入れはなくて、賃貸でもいい派だったのですが、夫がマイホームにかなり固執していたんです。我が家は子供をなかなか授かれなかった時期があり、その頃に夫が『マイホームマイホーム♪』と購入に乗り気になっていて、どちかかと言うと私が折れて買った感じです。もちろん新築マイホームは私もうれしかったですけどね。しかしローンは夫本人の名義で組んでいるのに、支払いの家計のやりくりは全て私がやらなければならないという、今の状況はなんだか理不尽に感じてしまいます(笑)
*最後に2025年9月現在のローン残高公開です。
最初の借り入れ額 住宅ローン2,000万円+外構のローン150万円=合計2,150万円
2025年9月1日の時点でのローン残高 15,867,853円
残りの返済期間は25年です。まだまだ先は長いですが頑張ります。
お読みいただきありがとうございました♪